Overview
ツマグロ (Carcharhinus melanopterus) は、インド太平洋のサンゴ礁や表層水域に生息する中型のサメ。カマストガリザメ (Carcharhinus limbatus) と混同しないように。 本種は流線型の典型的なサメの形をしており、体上部は灰褐色、下部は白色である。ヒレの先端が黒い (black tipped fin) ため、これが英語名 (blacktip reef shark) の由来となっている。 オスのツマグロは通常、体長 0.9 ~ 1.6 m、体重約 7 ~ 9 kg であるが、メスはより大きくて重く、体長は 1.0 ~ 1.8 m、体重約 8 ~ 10 kgである。
飼育エリアの必要条件
Male
Female
Juvenile
Colourmorphs
飼育エリアのニーズ
Size
長さ: 1.2 to 1.6 m
Measured as 長さ. The person stands 1.75 m tall for scale.
餌と充実品
Barrier grade
Grade 2 of 5
Minimum height
1 m minimum
Climbing & water
Climb proof
Not needed
Water barrier
Not allowed
IUCNレッドリスト
Minimum area
Deep water
210 m² + 追加1頭につき105 m²
Environment
Temperature
22~28°C
Plant coverage
20-80%
Water salinity
海水
Enclosure
水族館
Terrain
- 土0-5%
- 粗い砂0-5%
- 細かい砂20-100%
- 岩0-50%
社会性と繁殖
飼育員のメモ
- 丸ごとの魚
- イカ
Feeders
Enrichment items
Conservation
群れと繁殖
危急種
Least concern
Critically endangered
ツマグロは主に乱獲と生息地の喪失により、危急種に指定されている。ツマグロは、好んで漁獲される魚種ではないものの、混獲された個体は、フカヒレや肉を消費する地域で販売されうる。気候変動、特にサンゴ礁の消失による生息地の喪失は、サメ自身の生息地と餌となる生物の生息地の両方を破壊し、さらなる脅威となっている。成長が遅く、繁殖率が低いため、個体数の減少を回復させることは困難である。 多くのサンゴ礁関連種と同様に、ツマグロも海洋保護区やサンゴ礁再生プログラムの恩恵を受けている。太平洋全域で、ツマグロを狙った漁業は禁止されている。ツマグロの幼魚は飼育下で繁殖に成功しており、南太平洋のサンゴ礁に再導入され、サンゴ礁の健全性と生態系の安定性の向上に貢献している。
Zoopedia sketchbook
動物データ
Keeper notes
ツマグロは緩やかな社会性を示す。狩りをする際にしばしば群れを作り、協力して魚群を限られた場所に集め、効率的に餌を食べる。また、狩りをしていない時も群れで泳ぐことがある。 交尾は通常、年に一度、真夏に行われるが、生息域によっては餌が限られているため、メスは 2 年に一度しか繁殖に成功しない。発情状態のメスは海底近くを正弦波状に泳ぎ、オスが位置を特定できるように化学物質を放出していると考えられる。求愛中、オスはメスのエラやヒレを噛み、泳ぎを真似て、交尾するまでしばらくメスを追いかける。交尾後、つがいは別れる。 ツマグロは胎生で、メスは産卵ではなく、稚魚を出産する。妊娠期間は水温によって異なるが、7 ~ 11 か月である。出産は、複数の個体が共有する浅いサンゴ礁に囲まれた場所で行われ、保育場として機能する。メスは通常 2 ~ 5 匹の子を産み、出産後は子育てをしない。 幼魚は浅瀬で大きな群れを作ることが多く、生後 2 年間は急速に成長する。その後、成長は年間約 5 cm に減速し、生涯このペースで成長を続ける。体長約 1 m、通常オスは 4 ~ 5 歳、メスは 7 ~ 8 歳で生殖可能になる。
Group and breeding
Group
Group size
1-10 (最高 9 頭のオス、最高 9 頭のメス)
Male bachelor group
1-10
Female bachelor group
1-10
Offspring dispersal
なし
Lifecycle and breeding
Life expectancy
10-15年
Age of sexual maturity
6.5年
Age of sexual sterility
死亡
Gestation or incubation
9 か月
Interbirth period
3 か月
産子数
2-5
Mating system
選り好みしない
Mating season
夏
Reproduction in captivity
普通
Dominance
群れの中で最も大きな個体がリーダーになる
関連する動物
- ツマグロは視力が比較的低く、獲物を見つけるには視覚よりも動きと匂いに頼ることが多い。
- ツマグロは好奇心旺盛で、攻撃的ではなく、ダイバーに興味を持って近づくことがよくある。
- 人間に攻撃することは稀で、通常は軽微である。噛まれたとしても、それはツマグロが足を獲物と間違えたことによるものだ。
- ツマグロは最高時速 32 km で泳ぐことができる。
- キーストーン種であるツマグロは、サンゴ礁の生態系の健全性を維持し、安定した食物網を支える上で重要な役割を果たしている。
Taxonomy
Class
Order
Family
Genus
Species