虚ろ
ベルトフとランドー・ディムウェアルド
ジャーナルの虚ろページの伝承:4件の項目、アルバネヴ山頂の2か所で読める。
長い間、あの広間が私を手招きしている。ずいぶん前からあれの呼びかけを無視してきたのだが、私は今、後ろにいるあの男に勇気づけられている。歯まで武装している屈強な兵、ヴァリアントだ。あれは、私がどこにいようと、暗闇であろうと、深海であろうと私を追うと言っていた。
この呪われた聖域に、これ以上我々の全盛期を邪魔させるわけにはいかない。案ずるな、弟よ。1人で倒れることはさせない。
朝日が出たら戻るつもりだ - もし日が上っても私が戻らなければ、救援を送ってくれ。
ディムウェアルド家長男ベルトフ
我が兄が礼儀を重んじたことなどない。「長男の権利だ」、そう言っては前のめりで戦線に突撃していくのだ。この呪われた広間が兄をあざけており、側近どもにそそのかされて広間に真っ向勝負を挑んだりしないだろうか。
残念ながら、兄は兵を引き連れてあの闇の洞窟へと行く血言うをしてしまったのだ…そして私は息をのんで兄の帰りを待つばかりだ。 私は金に困っている荒くれどもを集めた。金で買った忠誠心が、このダンジョンでどこまで通用するのかわからぬ。
時間がない。ベルトフが今にも剣で串刺しになっていたり、氷や瓦礫の下に埋まっているかもしれない。
1分たりとも無駄にできない。 ランドー・ディムウェアルド
大きな吐息が白く染まる極寒の空間の中を、ゆらゆらと埃が舞う。 地面を踏むごとに、パキパキと割れるような音が我々の後を尾ける。惨状と喪失を予感し、背筋がゾクゾクとしている。一歩一歩足を前に進め、遺跡へと近づいているが、先は長い。
ベルトフはまだ生きていて、我々の助けを待っているかもしない。押し寄せる敵の波と、氷の結晶の先のどこかで。あるいは、もうとっくに逝ってしまっているかもしれない。
ひとつだけ確かなこと。それは、我々は着実に近づいているということだ。足跡や骨があることからここを人が通ったことがわかる。先にそびえる氷塊の割れ目に惑わされないことを祈る。
ランドー・ディムウェアルド
助けが来ない このままでは助からない
敵の数が多すぎるが、撤退することもできない 斥候によると、通路が崩壊しているらしい ここを出る方法はない 残された道は、罠へとまっしぐら…あの獣の口の中だ
ランドーよ、許してくれ こんな結末を迎えるはずではなかったのだ
ベルトフ
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