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O-040
機密
デビエーションO-040は超小型ブラックホールと見なされています。光線屈折・発射のない直径60cmの黒い球体です。 二つの金色構造体がO-040を囲んでいます。一つ目は赤道を周回する分散構造体(以下、O-040-Aと称します)で、ブラックホールの降着円盤の構造と行動規律に似ていますが、理論直径は現実直径を遥かに上回っています。二つ目はO-040-Aと垂直し、緻密な結晶体(以下、O-040-Bと称します)に見えています。その内部には、流れている線状肌理が少々窺われています。O-040-AとO-040-Bは通常手段で接触できず、物理・化学関与にも免疫しています。 O-040の主要異常特性は引力・空間異常にあります: 現時点では、O-040はある種の方法によって、一つの次元または密閉空間に「閉ざされている」と推測しています。微弱な引力以外はほとんど外界に影響しません。計測結果によっては、その質量が約4.2キログラムであるしかありません。 O-040の表面に接触・通過した無機物は、巨大な引力で球体の中核へと吸い込まれ、引き裂かれ・圧縮・ねじれの一連からは遂に球体の中で死歿しています。高熱と眩しい光も反応と共に出現しています。 O-040に接触した生物は異常引力に及ばされていません。一部(凡そ13%)の接触者(以下、「第一類接触者」と称します)からは、「温度も重量もない」実体に触れたと報告があります。また、収容対象を移動する際に、「空中に固定された鉄のボールを押しているような感じ」という強い反発力を感じたとの報告もあります。他(およそ87%)の接触者(以下、「第二類接触者」と称します)の肢体は、まるで収容対象がただの投影かのようにそれを貫通します。 [取り消し線]注意すべきこととして、接触者が備えている道具、服、またはアクセサリーは異能に免疫できないのため、持ち主に被害をもたらす恐れがあります。[取り消し線] 接触実験レポートO-040-A-029、日付██/██/██: 研究員███(男)(以前の実験で第二類接触者と見なされています)が手をO-040に差し込んだ後、中心には「複雑な目盛りと複数のダイヤルが付いている不明な金属」(以下、O-040-Cと称します)を検出したと報告しました。研究員███は、金属を取り出すように命じられましたが、O-040の中心に固定されたので失敗し、物体の目盛りをも回転させました。この後、O-040の異常引力が無効化され、どんな物体も自由に貫通できるようになりました。この効果は、球体が元の第二類接触者に接触すると見なされています。研究員███(男)は後にV6権限を預けられ、終身秘密保持契約書に署名しました。 事故レポートO-040-D-057,日付██/██/██: ステーション██の主任兼「ケイブ」プロジェクトの責任者である███がO-040-A-057は実験を指揮し、規定の手順でO-040-Cの目盛りを回転させました。数分後、[データが削除されています]、ステーション██との連絡が途絶え、███名の従業員が行方不明になりました。 收容時の注意事項: すべきこと O-040を収容する空間は、最低でも15X15X15mの広さであること。O-040を收容室の中心に抑制するように、部屋の8つの隅に引力安定装置を設置し、または全ての室内設備に、追加物理固定を施し、バイオマスジェルが付着している防水シートで覆うこと。 O-040の收容室のメンテナンスは、「接触死亡」承諾書に署名したステーションスタッフが担当すること(スタッフ名簿出典:付録O-040-G-002)。メンテナンススタッフが收容室に入る際、使い捨て式のバイオマスジェル防護服を装備すること。 禁止事項 第二類接触実験を批准すること。