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O-030
機密
デビエーションO-030は、直径約12cm、重さ約300gのスノードームです。ドーム自体はガラス、台座はオーク材でできており、表面温度は常にマイナス37〜40℃に保たれています。当該デビエーションの各構成要素は、物理的強度および性質の面において通常の素材と変わるところはありませんが、損傷を受けると██~███時間で、未知の力によりゆっくりと自己修復します。 O-030の内部は、非常に精巧なミニチュア模型で構成された風景で構成されています(以下、「O-030-A」と称す)。O-030-Aは静止しているわけではなく、デビエーションを移動または傾斜させる、もしくは振動を与えることで切り替わりが発生します。ただし、その切り替えの過程は、デビエーション内部で突然立ち上がる「雪の結晶」によって覆い隠されています。 どのようなケースでも、O-030-Aは特定の人工構造物(彫刻、高層ビル、城郭など)を主体とし、補完的に周囲の景観を映し出します。また、O-030の内部では、風景全体が絶え間ない吹雪にさらされています。 O-030-Aが示す風景は、現実世界で同じ地点を探し出すことができます(以下、「O-030-B」と称す)。O-030-Bの選択は、完全にランダムで、当該地点に降雪があるかどうかとは無関係なようです。場合によっては、赤道地帯が選ばれることもあります。O-030が正しく収容されているかぎり、O-030-Bで異常な気象現象が確認されることはありません。 O-030の主要特性は、その気象現象への影響にあります。O-030が外力によって割れた場合、またはその他の理由で密封性を喪失した場合、O-030-アルファと呼ばれるインシデントが発生します。これは、O-030-Bエリアの気温が急激に低下し(最低気温が███℃以下になることもあります)、激甚級以上の氷雪災害を引き起こすものです。その影響は平均███㎢にも及び、さらに[データが削除されています]が発生することもあります。現時点の記録では、O-030-アルファインシデントはいずれも、O-030の自己修復により終息しています。 現在、O-030-Aは森の中のモノリスを映し出していますが、その地理的特性は既知のモノリスいずれとも合致しません。 収容に際しての注意事項 すべきこと レベルⅡ以上の貴重品S - ベッセルで収容すること。また、O-030をS - ベッセルの中央に固定できるよう、反重力スタビライザーを取り付けておくこと。 禁止事項 O-030またはそのS - ベッセルを移動、ならびに振動を加えること。 相互作用に関する破壊試験に供すること。